カードの支払い遅延と督促について
今や、クレジットカードでのショッピングは珍しくありません。カードを利用することでポイントや、各種のサービスが付加されることから、使用を推奨しているカード会社もあります。
しかし、カード払いは支払いがその場で支払うのではなく、先延ばしになるだけのことなので、タダで買い物ができるわけではありません。契約をしている口座に残金が不足してしまうと、カード会社が引き落としができなくなり、遅延という状態になります。
支払いの滞りを安易に考えてはいけません。支払いの遅延が発生すると、カード会社から督促状が届きます。督促状が発送される基準は、カード会社の規定によって異なります。平均的な場合で、支払いが20日間以上遅れてしまうと届くようです。
場合によっては、カード会社から引き落としができない旨の電話連絡が来ます。この場合は、まだ法的な拘束力は発生していませんが、速やかな支払ができないと法的な手続きに移行します。
督促しても支払いがないと、利用者には分割で返済する権利を失うというペナルティが科せられます。この権利を失墜してしまうと、一括での支払を請求されても仕方がありません。
督促がある前に未払いに気が付いた場合には、すぐカード会社に連絡をとり対処すると、ペナルティを受けなくて済む場合があります。クレジットカードの場合には、このような緩やかな対応が多いです。
しかし、キャッシングしている場合には、利息が付与されていますので、1日の遅延でも、延滞料がかかる場合が多いです。その上、督促なしに、裁判所からの督促状が届いてしまいますので、注意が必要です。