自己破産をするデメリット

自己破産について検討している場合、気をつけなければならないことも知っておきましょう。自己破産を行なうことで、生活するために必要な家財道具を失うことはありませんが、それ以外のものは没収されてしまいます。
これは現在の評価額と関わってきますが、20万円を超えるものは手元に残ることはありません。現金については99万円を超えると、処分される可能性があります。
また、自己破産の手続きには3~6ヶ月ほどかかることを知っておきましょう。自己破産の手続きを行なっている間、破産者は資格制限を受けることになるため注意しておきましょう。
免責決定を受けるまで、該当する資格を失うことになり、就職につくことができなくなります。資格制限になっているものは、税理士などの士業、宅地建物取引主任者、生命保険募集人、旅行業務取扱者、調理師、警備員など多くのものが挙げられます。
資格制限の対象になっていない場合は関係ありませんので、気にする必要は無いでしょう。また、海外に出かけることも自由にはできません。
破産法で居住地を離れるときは、裁判所の許可が必要になるためで、免責決定を受けるまでは、従わなければなりません。やむを得ない状況以外は、自己破産の手続きを終わらせることを何よりも優先しましょう。
他には、免責決定を受けたあと、数年間は新たに借金をすることができませんので注意が必要です。この借金ができない期間は5~7年と言われています。

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